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松本翔海は高校生にして世界級!BMX戦績が異次元すぎる理由とは?

松本翔海
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ミライモンスターに出演した、一躍注目を集めたBMXライダーの松本翔海(まつもと しょあ)さんに今回は注目したいと思います。

世間での彼のイメージは「高校生で世界級のライダー」という位置付けで、世界でも名の知れた人物。そしてこれからの日本を背負って立つとされる有望株。


それを証明するように年上選手が集う国際大会で優勝し、エリートクラスでもすでに結果を残しています。普通の高校生とは次元の違うレベルで戦っているのです。

この記事では、松本翔海さんのBMX戦績がどれほど異次元なのかを実際の大会成績や競技レベルと照らし合わせて徹底解説します。

記事を読むことで得られるメリット
  • 松本翔海の戦績がどれだけ異常なのかを具体的に理解できる
  • 同世代の選手や中村輪夢との比較で実力の位置づけがわかる
  • 五輪候補としての可能性と今後の注目ポイントが見えてくる

松本翔海のBMX戦績は高校生レベルを超えている

画像はイメージです
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松本翔海の主要戦績一覧(2023〜2025)
大会名カテゴリ順位
2023マイナビJAPAN CUP 名古屋大会13-15歳優勝
2023マイナビJAPAN CUP 横須賀大会13-15歳優勝
2023全日本選手権(第7回)13-15歳優勝
2023JFBF PARK Japan Seriese Ranking13-15歳1位
2023FISE BAZHONG(中国)アマチュア4位
2023第2回 国際展アマチュア優勝
2024MANGO CUP10コンペティション優勝
2024BMX TRIPLE CHALLENGE USAエリート出場
2024UCI WORLD CUP ENOSHIMAエキシビション参戦
2024FISE Vendée(仏)エリート5位
2024マイナビJAPAN CUP 名古屋大会エリート4位
2024UCI WORLD CUP モンペリエエリート27位
2024DOWNTOWN BMX 2024エリート参戦
2024DAISEN JAMオープン優勝
2024マイナビJAPAN CUP 横須賀大会エリート3位
2024JOCジュニアオリンピック中学生の部優勝
2024UCI WORLD CUP 上海エリート9位
2024全日本選手権(第8回)エリート4位
2024JFBF PARK Japan Seriese Rankingエリート3位
2024UCI WORLD CUP アブダビエリート出場
2025SIMPLE SESSIONエリート出場
2025マイナビJAPAN CUP 広島大会エリート3位

松本翔海さんの戦績を見れば、彼がもはや高校生カテゴリに収まらない存在であることは明らかです。

通常10代前半で成績を残しても、それは同世代の中での話。ところが松本選手はわずか15歳でBMXのエリートクラスに挑戦し、国内外で3位や9位などの入賞を重ねています。


これは「年齢のわりにすごい」ではなく、年齢関係なくプロとして本当に強いという証明に他なりません。

この章ではジュニアでの絶対的な強さからエリート転向後の戦績、同世代との比較を通してその「枠を超えた実力」を明らかにしていきます。

ジュニアカテゴリでは国内で敵なしの戦績

松本翔海さんは2023年時点で13〜15歳カテゴリの国内BMX大会において完全勝利といえる結果を残しています。

名古屋・横須賀でのJAPAN CUP優勝、そして第7回全日本BMXフリースタイル選手権でも優勝、さらにJFBF Japan Seriesでも年間ランキング1位

つまり1年通して「誰にも負けなかった」ことになります。これはただの好調ではなく、同世代ではもはや敵がいないという状態。


例えるなら、少年野球で甲子園常連校を1人で打ち破るようなもので、フィールドが狭すぎるのです。

一般的な選手であればここから数年かけてステップアップしていきますが、松本選手はジュニアカテゴリを飛び越えて、翌年には国内トップが集まるエリートクラスに参戦を開始。

これは「強いから出てみた」のではなく、「ジュニアに挑戦者がいなかった」から上がったといえる状況。


このジュニアカテゴリでの無敗ぶりは他のトップ選手にも類を見ない異常値です。中村輪夢選手ですらジュニア時代には数回の敗戦を経験しています。

にもかかわらず松本選手は公式大会という本番の場で「常勝」しているのです。

エリートクラス転向後にいきなり上位入賞

松本翔海さんの異常さがより際立つのが、2024年から本格的に参戦したエリートクラスでの実績。

通常はジュニアからエリートへ移行した選手は、フィジカル・技術・精神面すべてにおいて大人とのギャップを感じ、1〜2年は経験を積む期間になります。

ところが松本選手は、転向初年から国内外で3位4位9位と安定して上位に食い込んでいるのです。

たとえば2024年5月の「UCIワールドカップ FISE上海大会」では、エリートの中で堂々9位。これは言い換えれば、「高校1年生が、BMXのプロ世界ランキングでトップ10に入った」ことに相当します。

まさに高校の部活で練習していた選手が、いきなりプロリーグの先発メンバーで得点を決めたようなもの。普通は通用しません。


さらに国内エリートでもマイナビJAPAN CUP横須賀大会で3位広島大会で3位と結果を残し続けており、「一発屋」ではない証明ができています。しかも2024年末にはJFBFシリーズランキングでも年間3位にランクイン。

15歳にして日本BMX界のトップ3に入るという偉業を成し遂げました。

こうした実績は、あのBMX界のレジェンド、中村輪夢選手でさえ高校時代には到達していなかった領域。転向直後にこの安定感と実力を示せる選手は国内外を見てもごくわずかしか存在しません。

同世代の日本人ライダーと比較しても突出している

松本翔海さんの戦績が異次元と表現されるのは、単に結果が良いからではありません。彼と同じ世代の有力なBMXライダーたちと比較したとき、その突出ぶりがさらに際立つのです。

現在、ジュニア~U19カテゴリにいる日本の有望選手たちは国内大会で入賞経験こそあるものの、エリートクラスではほとんどが1回戦敗退か予選通過がやっとという状況です。

それに対し松本選手は2024年のJOCジュニアオリンピックで優勝しながら、並行してエリートクラスでも3位4位という戦績を残しており、「ジュニアでもトップ、エリートでも通用」の二刀流を実現しています。


さらに、2025年に入ってもSIMPLE SESSIONJAPAN CUP広島大会で3位と成績を維持しており、若手という言葉ではもう収まらない域に到達しています。

BMX界にはもちろん有望な若手は他にもいますが、「実際に世界で戦えている10代」はごく一部。しかも15歳という年齢でこの戦績を積み上げているのは、現在の日本国内では松本翔海さんただ一人です。

つまり彼は「将来有望」ではなく、すでに現役トップクラスとして世界に出ている選手。同世代とはもはや比べる対象ですらないのです。

松本翔海の戦績の伸び方が異常すぎる理由とは?

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BMXという競技において、トップ選手になるには長い時間と経験が必要。多くの選手は10代後半からエリートクラスで通用し始め、20代で世界と戦えるようになります。

ところが松本翔海さんはたった1年でジュニアからエリートへ移行し、なおかつ結果を出し続けています。その伸び方は「順調な成長」ではなく、「常識を超えた加速」と言えるでしょう。

この章では彼の戦績推移に焦点を当てながら、その異常な成長曲線の理由を分析していきます。

大会の格が上がるほど成績も上がっている

松本翔海さんの戦績を見て最も驚くのは、大会レベルが上がるほど結果も向上しているという点。通常は国内ジュニア → 国内エリート → 海外エリートと上がるごとに、順位は落ちて当然です。

しかし松本選手は2024年春のUCIワールドカップ モンペリエ大会で27位だったあと、同年の上海大会で一気に9位に食い込みました。

FISE Vendée(フランス)での5位マイナビJAPAN CUPエリート3位なども含め、ステージが上がるごとに内容も順位も向上しており、彼の成績は「場数を踏めば踏むほど伸びる」タイプであることがわかります。

才能と努力の両方を併せ持った選手にしか起こりえない、極めて珍しい成長パターンです。

どの大会でも最低限の成績を確保している安定性

どんなに才能のある選手でも、大会ごとに波があるのが普通。BMXのように一発勝負で評価が決まる競技では、少しのミスや体調不良が順位に大きく影響します。

だからこそ「勝つこと」以上に「常に上位にいること」が難しいのです。しかし松本翔海さんは、国内外を問わずどの大会でも一定以上の成績を安定して残しているのが際立っています。


たとえば2024年、彼はUCIワールドカップ モンペリエ(27位)→上海(9位)→全日本選手権(4位)→JAPAN CUP横須賀(3位)→広島(3位)と、明らかな右肩上がりの戦績を維持しています。

しかもこれらの大会はすべて難易度が異なる。コンディションやジャッジ形式の舞台も異なるにもかかわらず、彼は安定して「上位グループ」で勝負を続けているのです。

他の若手ライダーは好不調の波が激しく、決勝進出すら毎回保証されません。

松本選手のようにすべての大会で最低限これ以上というラインをクリアできる選手は、日本代表クラスでも限られています。この安定性こそ彼の戦績を「一過性ではない」と言い切れる理由なのです。

戦績が落ち込まずに更新し続けられる継続力

BMXのような採点競技では、選手が一時的に爆発的な活躍を見せることは珍しくありません。しかしその状態を持続させることは非常に困難です。

技術の進化に伴いリスクも増え、同じ技では評価されにくくなるため、必然的にどこかで「伸び悩み」や「スランプ」を迎えるのが普通。ですが松本翔海さんは違います。彼の戦績は一度も大きく落ち込むことなく、確実に更新されているのです。


2023年はジュニアクラスを総なめにし、無敗でシリーズチャンピオン。2024年からエリートに移行すると、すぐに国内3位・世界9位という結果。そのまま2025年もSIMPLE SESSIONやJAPAN CUPで表彰台をキープ。注目すべきは「一度も前年より下の成績で終わっていない」点です。

実際、本人のSNSなどでも「失敗した技はすぐに改良する」「大会後は必ず改善点を記録している」といった姿勢が見られ、天才型ではなく進化型のアスリートであることが伺えます。

勝って満足するのではなく、勝ってさらに進化する。これが松本翔海という選手の本質であり、彼の戦績が毎年更新される最大の理由なのです。

松本翔海の戦績がBMX界で世界級と評価される理由

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日本国内で圧倒的な成績を収めている選手は少なくありません。しかし、国際舞台で通用する選手はごくわずか。

その中で松本翔海さんは15歳という若さにもかかわらず、UCIワールドカップやFISEといった世界トップクラスの大会で上位入賞を果たしています。


しかも出場するだけでなく「結果を残す」レベルで活躍していることが、彼の戦績を世界級と呼ぶ最大の理由。

この章では、その根拠を国際戦の具体的な実績や国内外のライバルとの比較、そしてレジェンド中村輪夢選手との対比から明らかにしていきます。

UCIワールドカップでの9位は世界的にも評価される実績

UCIワールドカップは、BMXフリースタイルの競技における世界最高峰の大会です。参加者の多くはオリンピック・X-GAMES常連選手であり、各国のナショナルチームが送り込むエースばかり。

そんな舞台で松本翔海さんは2024年の上海大会で9位に入賞しました。これは文字通り「世界で9番目に評価された」ことを意味します。


この成績がいかに異常かというと、例えるなら高校1年生がF1レースに出場して、いきなりポイント圏内に入ったようなもの。

ルールを理解するだけでも大変な舞台で、実際に評価される演技を披露するというのは、単なる度胸ではなく、確かな技術構成力戦略の総合力が必要。


また、BMXはトリックの難易度だけでなく「演技の流れ」「完成度」「独創性」など総合的に評価されるため、フィジカルだけでは通用しません。9位という数字はそうした厳しい審査基準をクリアした結果であり、誰にもごまかせない本物の実力です。

他の若手日本人選手で、同じ年齢層でここまでの結果を出した選手はいません。この1戦で松本選手の名は世界中のBMX関係者に知られる存在となったのです。

エリートで上位は五輪出場圏内に実力がある証拠

BMXフリースタイル・パークのオリンピック出場枠は非常に狭く、実際に出場できるのは世界で数十人。その多くはUCIポイントランキング上位や世界選手権で好成績を残した本物のエリートに限られます。

松本翔海さんは15歳にしてすでにUCIワールドカップで上位入賞を重ね、国内でもエリート3位・4位と、確実に五輪出場争いの土俵に上がってきている存在です。


現在日本代表としてオリンピックに出場している中村輪夢選手も、五輪本番の数年前から国内ランキング1〜2位を維持し、海外大会でもベスト8以上を連発してようやく出場権を獲得しました。

それを踏まえると2024年時点で国内3位・世界9位を記録している松本選手は、まだ高校生でありながら五輪レースの最前線にすでに立っていることになります。


もちろん五輪出場には今後数年間にわたってコンスタントな結果が求められます。

しかし現時点での成績を見れば、松本選手が2028年ロサンゼルス五輪で代表入りする可能性は極めて高いと言えるでしょう。それだけの実績と位置に彼はすでに立っているのです。

中村輪夢との比較で見える次世代の希望とは

BMXフリースタイル界で、現在もっとも有名な日本人選手といえば中村輪夢選手です。東京2020オリンピック日本代表として出場し、その名は一気に全国区となりました。

中村選手は10代から数々の国内外の大会で活躍し、日本のBMXシーンを牽引してきた第一人者。その中村選手と比較しても松本翔海さんの現在地は非常に高い位置にあります。


中村選手が高校生の頃には国内大会で安定した成績を収めていたものの、海外のエリートクラスでは結果が伴うまでに時間を要しました。

一方、松本選手は2024年時点でエリート世界大会9位、国内大会3位とすでに代表クラスの実績を残しています。つまり同じ年齢比較をした場合、松本選手の方が早い段階でエリートの舞台に順応し結果を出しているのです。


さらに松本選手の戦績には一貫性と上昇傾向があり、競技経験の短さに対して非常に効率のよい成長を見せています。彼の技の正確性や流れの組み立て、そして大会ごとに更新される演技構成はすでにプロの完成度が見て取れます。

こうした要素はかつての中村選手にも通じるものですが、松本選手はそれをより早いペースで身につけています。

BMX界では「輪夢に続く逸材」という声が以前からありましたが、もはやその表現は不十分。現在の松本翔海さんは、輪夢を超える可能性を秘めた次世代の象徴として業界内でも確実に注目を集めています。

【まとめ】松本翔海の戦績は本物の実力だった

松本翔海さんのBMX戦績は、「高校生にしてすごい」では片づけられない次元にあります。ジュニア時代の圧倒的な無双ぶりからエリート転向後の安定した成績、そして世界大会での堂々たる上位入賞まで。そのすべてが年齢を超越した実力の証です。

彼の成績を冷静に振り返ると、もはや「期待の若手」ではなく、すでに「代表クラス」として世界と渡り合う位置にいることがはっきりわかります。安定感、成長スピード、実戦での再現性などどれをとっても国内トップクラス。


今後、松本選手がロサンゼルス五輪に出場し、メダルを狙う日も決して遠くないでしょう。BMXという競技を知らなかった人にもこの記事がその凄さと背景を知るきっかけとなれば幸いです。

まずは今回ご紹介した戦績と成長曲線をもとに、彼のSNSや大会映像で「実際の演技」に触れてみてください。数字だけでは伝わらない本物の迫力をきっと感じていただけるはずです。

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はじめまして。30代・既婚で、2人の子どもを育てながらIT企業で働く『そら』といいます。調べることや考察が好きなので、それをブログに活用して書いてます。
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